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2025.12.05
【メディア掲載】『医事業務』11月号にリハビリテーション科 主任/病院広報担当 城ヶ崎政光の執筆記事が掲載されました。
医療専門誌『医事業務』
「病院広報は本当に必要か? – WEB・SNS・地域をつなぐ広報の役割 –」
※ 本掲載内容は、掲載元の許諾を得たうえで掲載しております。
地域の皆さまに「信頼され、選ばれる病院」であり続けられるよう、職員一同努めてまいります。
このたび、医療専門誌『医事業務』(株式会社 産労総合研究所発行)2025年11月1日号に、当院の広報活動に関する記事が掲載されました。
掲載タイトルは、「病院広報は本当に必要か? – WEB・SNS・地域をつなぐ広報の役割 –」(執筆:リハビリテーション科 主任/広報担当 城ヶ崎 政光)です。
本記事では、当院がこれまで行ってきたWEBサイトやSNSを通じた情報発信、そして地域の方々や医療機関とのつながりを深めるための取り組みについて紹介しています。また、病院広報を「目的」ではなく「手段」として捉え、“どのように地域に貢献していくか”という視点から、今後の展望についても述べています。
このような貴重な機会をいただけたことに、編集部の皆様に心より感謝申し上げます。今後も、地域の皆さまに「信頼され、選ばれる病院」であり続けられるよう、職員一同努めてまいります。
【医療専門誌「医事業務」】
医事業務は、医療事務・病院経営に特化した専門誌です。主に医事課や事務部門を対象に、診療報酬改定・業務改善・人材育成・患者サービスなど現場で役立つ実務情報を提供。
医事業務 2025年11月1日号の詳細はこちら▼
https://www.sanro.co.jp/book/b10153874.html
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南川整形外科病院
TEL 092-891-1234
お問い合わせ時間:9:00〜17:30
(日祝日を除く)
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【病院概要】
病院名:医療法人 南川整形外科病院
所在地:福岡市西区姪の浜4-14-17
電話番号:092-891-1234
病床数:117床
■ はじめに|地域に根ざした病院と病院広報の役割
「地域とともに67年 信頼の医療を未来へ。」
医療法人 南川整形外科病院は、1958年に福岡市西区姪の浜で開設された整形外科病院です。整形外科を中心に、形成外科・リウマチ科・内科・リハビリテーション科を備え、一般病床60床、地域包括ケア病棟57床、計117床の病床を有する地域密着型の病院です。
救急告示病院として、小児から高齢者まで地域の救急搬送に24時間365日対応しています。整形外科領域では、肩・手/肘・ひざ・脊椎・股関節といった関節疾患をはじめ、外傷やスポーツ障害まで幅広く診療し、内科においても専門医による診療体制を整えています。
地域医療を支える病院として、日々の診療とともに、病院としての姿勢や取り組みをどう伝えるかという「病院広報」の重要性も年々高まっています。
■ “広報室なき病院”が取り組む病院広報
「病院広報」と聞くと、ポスターやパンフレット、SNS運用、プレスリリースといった外向きの広報活動を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、中小規模の病院における広報は、単なる情報発信ではなく、地域との信頼関係を築くための病院運営の一部であると考えています。
私は現在、リハビリテーション科に所属する理学療法士であると同時に、病院広報を担当しています。病院に広報専任の職員がいないという状況は、当院に限らず多くの医療機関に共通する課題です。
限られたスペースの一角を拠点に、WEBサイトやSNSを通じて病院の情報を発信し、職員・患者・地域とつながる「等身大の病院広報」に日々取り組んでいます。
■ WEBサイトを軸とした病院広報戦略
当院では2018年より、WEBサイトを中心とした病院広報を本格的に展開してきました。病院の診療内容や専門性、地域貢献活動を「見える化」することで、地域医療における病院の役割や存在価値を伝えることを目的としています。
この病院広報の取り組みは、WEBサイトの閲覧数増加や求職者からの反響といった形で成果が現れており、本稿ではその背景にある考え方や実践内容を紹介します。
■ なぜ病院広報として情報発信を強化したのか
旧WEBサイトでは、「情報が探しにくい」「病院の強みが伝わらない」「更新が継続できない」といった課題がありました。職員からも「病院として何を伝えたいのか分からない」という声があり、病院広報が十分に機能していない状態でした。
そこで2018年、「伝える力を病院の力に変える」ことを目的にWEBサイトリニューアルプロジェクトを開始し、現場職員が参加する広報委員会を設置しました。SWOT分析を用いて病院の課題と強みを整理し、WEBサイトを病院広報の中核として再構築しました。
■ 病院広報の成果を数字で可視化する
WEBサイトリニューアル後、2018年から2024年までの6年間、Googleアナリティクスを用いて病院WEBサイトのユーザー数(UU)とページビュー数(PV)を分析しました。
特に「診療スケジュール」「専門分野の案内」「医療情報・コラム」といった、病院広報の中心となるページに注目し、情報発信の内容と閲覧数の関係を検証しました。SNS運用や地域イベント情報の掲載、医療コラムの継続発信など、病院広報の具体的な施策も併せて分析しています。
■ 数字で見えた病院広報の成果
分析の結果、病院WEBサイトの年間ユーザー数は2019年の約2.5万人から2024年には14.2万人へと大きく増加し、ページビュー数も11.9万PVから28.6万PVへと倍増しました。
特に「医療情報・コラム」ページは、2019年の2,044PVから2024年には120,944PVと約60倍に増加しました。整形外科疾患やリハビリ、感染対策といった患者の関心が高いテーマを病院広報として継続的に発信したことが、閲覧数増加につながったと考えています。
■ 病院広報におけるWEBサイトの役割
これらの結果から、病院WEBサイトは単なる病院紹介ページではなく、病院広報の中核となる情報発信基盤へと進化していることが分かります。
WEBサイトとSNS、院内広報誌、対面イベントを連動させた情報発信は、医療現場における「多職種連携」にも似た広報のあり方であり、病院全体の一体感を高める効果も感じています。
■ WEBサイトリニューアルで進化する病院広報
2025年8月には、「知りたい情報が、知りたい人に、正しく届く」病院広報を目指し、WEBサイトの再リニューアルを実施しました。
整形外科の専門性を軸に、「肩」「手・肘」「ひざ」「脊椎」「内科」といった分野別構成とし、患者や紹介元医療機関が必要な情報にすぐアクセスできる病院広報サイトへと改善しています。
求職者向け情報も充実させ、病院の雰囲気や働き方が伝わる構成とすることで、人材確保の面でも病院広報が機能するよう工夫しました。
■ さいごに|病院広報は目的ではなく手段
病院広報は、すべての病院が必ず行うべきものではありません。WEBサイトやSNSを活用しなくても、地域医療が円滑に回っているのであれば、それも一つの形です。
大切なのは、「どんな病院でありたいのか」「地域にどう貢献したいのか」という病院としての想いです。その想いを伝える手段として病院広報が必要だと感じたときに、初めて取り組めばよいのだと思います。
もし病院広報について悩んでいる方がいれば、答えは広報かもしれませんし、別の方法かもしれません。ただ、一緒に考えることはできるはずです。