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医療関係 2023.01.24

【学会印象記】「第49回日本肩関節学会」「第19回日本肩の運動機能研究会」

学会参加の概要

2022年10月 7-8 日にかけてパシフィコ横浜ノースで開催された、第49 回日本肩関節学会、第19回肩の運動機能研究会に当院から南川智彦院⻑、鶴田崇(理学療法士)、烏山昌起(理学療法士)が参加しました。開催形式は、新型コロナウイルス感染症の影響でここ3 年間はリモート形式となっていましたが、今年度は対面での開催となりました。当日は、リハビリスタッフの鶴田、烏山が発表を行いました。

 

 

印象記

リハビリテーション科 理学療法士 鶴田
「投球障害肩を呈した投手の野手併用の有無は治療経過に影響するのか」

 私は投球障害肩を患った投手が投手として復帰する際に、野手を併用した人としなかった人の治療経過に差が生じるか検討しました。結果は、野手を併用した投手の方が柔軟性を維持し、早期に投手として復帰する結果になりました。しかし、チーム状 況や環境により異なると思いますので、オーバーユースにならないように球数制限や指導者・保護者の理解が必要ですし、本人のコンディショニングに対する意識と継続が1番大切と考えます。

 

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リハビリテーション科 理学療法士 烏山
「Does physiotherapy program after rotator cuff repair need to be supervised by physical therapist ?: A meta-analysis 」

 私は肩腱板修復術後における後療法の違いが臨床成績に与える影響を検討しました。理学療法士が付き添いリハビリを行う治療と在宅運動を中心に行う治療を比較した内容です。結果は、術後3か月時点では両者の臨床成績に差を認めないことが分かりました。しかし、術後3か月以降の臨床成績は報告が少ない理由から推定できず、いずれの治療がより良いかは今後も検討する必要があります。

 

 

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