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医療関係 2021.11.08

【学会発表】第33回 福岡肩・膝リハビリ研究会にて発表しました。

第33回 福岡肩・膝リハビリ研究会

 10月7日より開催された第33回福岡肩・膝リハビリ研究会で当院より2名のリハビリスタッフが発表しました。しかし残念ながら、今回はコロナウィルスの影響でソーシャル・ディスタンスを考慮し、現地ではなく初のリモートという形式で参加しました。リモート発表は、慣れない環境でしたが、無事に発表を終えることができました。

 

発表者:内田 順己(肩関節)、田子森 優俊(膝関節)

 

投球障害肩を呈した捕手の柔軟性について

今回、当院に来院された高校生・大学生野球選手のうち、キャッチャーをしている選手の柔軟性の特徴について発表させていただきました。

当院では、野球選手に対して上肢や下肢、体幹の機能を評価するテストを実施しています。今回、柔軟性評価を数値化し、選手へのフィードバックに用いるため、計測しました。
結果は、初回診察時のポジション間での柔軟性の差は認められませんでした。よって、キャッチャーをしている選手に限らず、どのポジションも柔軟性が低下していると投球時痛を発症することが言えます。今後も測定を続け、当院に来院される選手にフィードバックして競技への早期復帰、活躍に尽力できるよう活動していきます。
理学療法士 内田 順己

両側同日TKAと片側TKAの術後回復過程の比較検討

今回、当院で施行している人工膝関節全置換術(TKA)の片側のみと両側同時に行った方の歩行経過の差について検討し、発表させていただきました。

術前の患者さんより、両側同時に手術をすることに対して不安があるとの声を聞く機会があり、臨床の結果をもとに検討し、患者さんへの説明へ繋げるために実施しました。
結果としては、片側のみ、両側同時に行なった場合でも歩行経過に差は認められず、同様の経過を辿ることがわかりました。今後は検討項目を増やし、当院で施行しているTKA患者さんの術前後の不安軽減を図るために臨床と結びつけながら研究を実施していきたいと考えています。
理学療法士 田子森 優俊

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